バーチャルを信じるものは救われる!? V宗教学研究者 Unferthさんと激論メモ


宗教とバーチャルの意外な共通点とは? バーチャル宗教学研究者 Unferthさんをゲストに、ヤバいメンツでバーチャル時代の「宗教」を語りました(≧∇≦)/

※これまでの「ねむxなも ~人類は美少女になるべきか?~」シリーズ

コラボ生放送で激論!

生放送のアーカイブはこちら。1時間半あるので、ざっくりですがこの記事にポイントまとめてみました。
※配信トラブルで音質下げたりとかいろいろいじくり回した結果、私の声がいつもにも増して酷いことになっていますが、お気になさらずに。。(*^ ^*)


05:07 オープニング
07:49 バーチャル宗教学研究者「Unfelth(ウンフェルス)」さん登場!
13:03 ねむの語る「人類美少女教の教義」とは?
16:47 なぜ人は宗教を必要とするのか?
26:57 現代でも宗教って必要なの?
36:09 Unfelthさんはなぜクリスチャンを「選んだ」のか?
50:48 信じることで存在する「神」と「バーチャル美少女」
58:00 「エピソード」が人を「神」にする。「バーチャル美少女」にする。
1:06:19 宗教とバーチャルは敵対するのか? 融合するのか?
1:20:18 実際にバーチャル空間で洗礼してみた!


バーチャル宗教学研究者「Unferth(ウンフェルス)」さん


小さくてカワイイ!




「人類美少女教」の教義とはっ!?

現代の魔書「ホモ・デウス」の語るところによれば、いずれ科学の発達により人類「ホモ・サピエンス」は三大欲求から開放され寿命もなくなり、神に等しい存在「ホモ・デウス」に進化する。。?

その考えをさらに進化させて生まれたのがV時代の教典「仮想美少女シンギュラリティ」!? 人類すべてが神に近い存在「バーチャル美少女」に進化することによって、あらゆる差別から人類は開放され、超ハッピーな世界が訪れる。。!!!

この教典を読んだなもちゃんには私の頭の上に天使の輪が見えているらしい。。 もしあなたにも見えてるとしたら、それは。。!?



なぜ人には宗教が必要なのか?


科学で自然現象が説明出来ない時代に、ファラオや古代中国では、自然現象を神と定義して支配者が民衆をまとめる手段として成立した。



徐々に科学で自然現象に説明がつくようになった時代には、「生きる意味」を定義する存在として新しい宗教が生まれた。これが現代の、仏教・儒教・キリスト教。



現代でも宗教って必要なの?

産業革命直後のドイツで宗教を捨て去る試みも行われたが、人々は生きる目的を見失ってしまった。(「帰依する世紀末」)

人々は単体ではなく群体のいきもの。集まって行動するには、善悪の指針(パソコンでいうOS)が必要だった。

OSの大規模アップデートは簡単ではなく、これが現代にも続いている。




Unferthさんはなぜクリスチャンを「選んだ」のか?


現代は、好きな宗教を選べる時代。信じない自由もある時代。

最適なOSを自分にインストールする感覚で、あらゆる宗教を比較検討した結果としてクリスチャンを選んだ。

Unferthさんは一種の心理的免疫として宗教を必要とした。変なカルトなどに負けない心理的防御。なにかあったときに自分を保つ、「よわりめたたりめ」

現代科学でも解決できない「死」  お葬式ではふだん信心深くないひとも宗教を意識する。まだ現代人にも宗教は必要。



信じることで存在する「神」と「バーチャル美少女」


宗教とVRの共通点は「信じられること」

集団で物理的に存在しないなにかを信じることによって、はじめて存在するもの。そういう意味で神とバーチャル美少女は等しい。

宗教とは究極的には「信じることによって発生するプラシーボ効果」
信じることで初めて効果を発揮する。信じる対象(神・バーチャル美少女)は存在しないかもしれないが、「信じる効果」(救い)は確実に存在する


「エピソード」が人を「アイドル(偶像)」=「神」=「バーチャル美少女」にする。

宗教とVRの共通点は「エピソード」

イエスをただの近所の大工の息子だと思った地元の人の前では、奇跡を起こせなかった。
ねこますさんもキャラだけでなく、コンビニバイトという強烈なストーリー性によりアイドルになった。

神の行いは、神話によって「口頭伝承」で伝えられる。
VTuberのエピソードは、「SNS」によって伝えられる。

VTuberとは、単体のキャラクター性がエンタメになる生身の芸能人やYouTuberと違い、それ自体が「世界観」「エピソード性」「考え方のマインドセット」を伴った存在。それを共有すること、信仰することによってアイドル(偶像)が生まれる。

人づてに伝わっていくことで、「神」≒「バーチャル存在」は大きくなり、そこに信仰が生まれる






宗教とバーチャルは敵対するのか? 融合するのか?




現在の消費社会では、歳末のこの時期になると残念なことに、
クリスマスの 真の精神を脅かす、商業主義の『汚染』にさらされる
クリスマスは静かに厳かに 祝うべきものだ 


by ローマ法王ベネディクト16世


ヨーロッパでも「日本的な」クリスマスの楽しみ方がはやって、カトリック的には危機感があるもよう。一方で「バーチャル」に関してまだ法王から声明は出ていないので、今後カトリックがどうバーチャルと折り合いを付けていくかは興味深い。





プロテスタントなどはいろんな宗派があり、VRに好意的な宗派が現れる可能性は否定できない。

すでにVRChatでキリスト教の洗礼が行われる事例も。

ニーズが多様化する現代、時空を超えられるVRはむしろ宗教と相性がいいとも考えられる。バーチャル空間でミサや洗礼の儀をする宗教が現れても不思議ではない。


実際に布教してみた!

すでに布教ははじまっている!



実際にバーチャル空間で洗礼してみた!

迷える子羊よ、美少女に、なれー⚡⚡⚡⚡⚡
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びしょうじょになったー!!!! ってゆーか、浮いてる!!!!!!
まさか放送中にガチ奇跡が起こってしまうとは。。(> <)





参考書籍

 









 

   

さらにもう一本! Unferthさんが補足記事を書いてくれました!!


おわり!

おまけ:これまでの「ねむxなも」



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※この記事では、Twitterの規約を熟読の上みなさんのツイートを引用させて頂いていますが、万が一問題あれば教えてください。